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VDJ-recombined

2ndアルバムより。T細胞が胸腺で分化する途上で、T細胞レセプターの遺伝子は再構成される。 数多くの断片状の遺伝子の中からランダムに選ばれて組み合わされ、 それぞれの細胞で唯一無二のレセプターが作られる。多様な外敵と戦える 一方、個々の細胞に於いては可能性を失う過程でもある。新しいレセプターを 得た高揚は、数多の道が閉ざされた故の不安と相剋し、ついに自らに潜在する危険性に恐怖する。

Transcytosis H.O.

2ndアルバムより。高浜による詩は、M細胞が樹状細胞(Dendritic Cell: DC)に向ける業の深い献身と情念を描き出す。 複雑な変拍子のイントロに続き、大野の切々とした唄に後飯塚の渾身の舞踏が絡む。M細胞はパイエル板というリンパ組織の表面に位置して 腸管の内腔に面し、細菌を捕捉して反対側に 待機している樹状細胞に受け渡す。その際、捕捉した細菌は細胞質の中を通して運ばれる。この経路で運ばれることをTranscytosisと呼ぶ。

或好中球の一生

2ndアルバムより。血流中を漂流する好中球が、ある日覚醒して病原体の侵入部位に赴く。貪食に興じ、やがてその短い生涯を終える。儚い生を宿命として粛々と生き抜く好中球の喜びと哀しみを、石井がシャッフルのリズムに乗せて朗々と歌い上げる。 好中球の寿命はせいぜい数日。殆どの好中球は活躍する事なく死んでいくが、それは体にとっては平穏無事である事を意味している。

LazyStemy

2ndアルバムより。いつでも血液細胞を作れるのになかなか回ってこない自分の番を暗い場所で 待ち焦がれている造血幹細胞の気持ちを表現した。ギターのアルペジオで始まる前半部が静かに展開していき、中盤部にキーボードソロを配し、 もう自分の順番が回って来ないと諦めかけた造血幹細胞に遂に順番が回って来る終盤部で 曲の盛り上がりを迎える。そして役割を果たした造血幹細胞は長い眠りに入る。

夜光雲

2ndアルバムより。30年前に河本が作ったメロディを聴きながら北村が作詞して蘇ったこの失恋歌はアルバムの中で唯一科学をテーマにしない曲である。静謐なピアノの前奏で始まる曲は、美しいバイオリンの フレーズとピアノの絡みのあと憂いを含む女性ボーカルに委ねられる。

逆襲の助教

2ndアルバムより。分子生物学会からの依頼で作った第45回(2022年)分子生 物学会年会公式テーマソング。コロッセオを表すファンファーレ に始まり、学会で攻撃され打ちのめされた助教が、鬱々と過ご す夢枕に、老人が現れて再帰を促す。奮起して学会に舞い戻 った助教は、再度闘いを挑む。

リンパ節一人旅

リンパ球は、リンパ節を巡りながら、病原体との戦いに向けての準備をする。この曲は、リンパ節を旅してきたリンパ球が、 故郷に思いを馳せながら、病原体との戦いの現場へ出発する決意を詠ったもの。1番はT細胞、2番はB細胞を表現した。

Happy Dee Pee

リンパ球がつくられる過程で起こる「負の選択」を詠った曲。「負の選択」では、自分を攻撃する可能性のある細胞は除かれる。 そのような運命を辿る細胞の哀しみを表現。T細胞が生まれてから死んでいくまで、そして死の淵から密かに復活する様を、プログレッシブ・ロックと舞踏で表した。

Openings

いつもNegative Selctionのコンサートのオープニングを飾る曲。私たちはきっと何かを失い、そして得る、という歌詞だが、バンドメンバーに数名存在する忘れ物大魔王のことが隠れたテーマ。中間部はピンク・フロイドにインスパイアされている。

夏の終わりに

もともとはOpeningsの対としてコンサートのラストに演奏する曲のつもりだったが、叙情的かつ感傷的な曲になった。NSのなかでは珍しくスローなバラードの曲。

LAZY STEMY(LIVE VERSION)

北村俊雄が学会長を務めた第9回日本血液学会国際シンポジウムで演奏するために、北村が作詞し、河本宏が作曲した。同シンポジウムは2018年7月27日(金)-28日(土)にグランドプリンスホテル京都で開催され、本ビデオは、初日に催されたWelcome ReceptionでのLazy Stemyの初演の模様である。

Personnel

The band you`ve never seen before.

河本宏/ Hiroshi Kawamoto (Guitar)/Kyoto Univ.
京都大学医生物学研究所所長 再生免疫学分野 教授

北村俊雄/ Toshio Kitamura (Drums)/Tokyo Univ. 
東京大学名誉教授
神戸医療産業都市推進機構 先端医療研究センター センター長

石戸聡/ Satoshi Ishido (Guitar)/Hyogo Col. Med. 
兵庫医科大学 病原微生物学講座 教授

大久保博志/ Hiroshi Okubo (Keyboards) /Progress.Inc
有限会社プログレス 代表 Negative Selection ディレクター

 
ゲスト

Butoh dance:

後飯塚僚 (Ryo Goitsuka)
東京理科大学 研究推進機構生命医科学研究所 教授


Vocal:

大野博司 (Hiroshi Ohno)
理化学研究所 生命医科学研究センター 粘膜システム研究チーム チームリーダー

縣 保年 (Yasutoshi Agata)
滋賀医科大学 生化学・分子生物学講座 教授

石井 優 (Masaru Ishii)
大阪大学大学院医学系研究科・生命機能研究科 教授

茂呂和世 (Kazuyo Moro)
大阪大学 大学院医学系研究科 生体防御学教室 教授

青木智子 (Tomoko Aoki)
近畿大学医学部 消化器内科 医員

鈴木春巳 (Harumi Suzuki)
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター 免疫病理研究部 部長

Violin:

瀧内曜子 (Yoko Takiuchi)
バイオリニスト/血液内科医

Lyric:

高浜洋介 (Yousuke Takahama )
NIH Senior Investigator Experimental Immunology Branch

Recording & Mastering Engineer:
Enrico ”Kikko” Sesselego

肩書は2024年12月現在

What`s new

セカンド・アルバムがリリースされました。

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NHK「ガッテン!」でNegative Selectionが紹介されました。

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楽曲配信はじまりました!

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Negative Selection miniCDリリースしました!

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